今回の記事は文庫版になります。
単行本とは結末が異なるらしいので、その点はご注意いただきたく。
※そもそもネタバレ無しレビューなので、記事内容に影響は無いと思います。
今回は小説『はるか』について、ご紹介いたします。
お願いしま~す!
書籍情報
タイトル:はるか(文庫版)
著者:宿野かほる
発行:新潮社
ページ数:272頁
定価:550円+税
この小説はどんな人向け?
今回はシンプルなタイトルの小説ね~
そうなんですよ~
私の初恋の相手が…はる
あぁん!?
なんもないです…
まぁいいわ。
それよりも、どんな人向けの小説なんでしょうか?
はい、お答えします。
・小説初心者向け
・気持ち悪い恋愛観に耐えれる方
・「AI」に興味がある方
・どんでん返しストーリーが読みたい方
気持ち悪い恋愛観?
この小説は、主人公が終始気持ち悪いです。
何よ、終始気持ち悪いって…(笑)
彼女を愛しすぎるがゆえの気持ち悪さです…
あぁそういう恋愛小説なんだ~
いや…どうなんだろ…
少なくとも王道恋愛小説ではないね…
いまいちピンとこないわよ。
具体的に気持ち悪いエピソードを教えてください。
そうだね…
主人公は何でもない日常の会話全てを録音しています。
えっ!?
どうして?
彼女のことが好きだから。
気持ちわるっ!?
すぐに理解してくれたようで、、、
意味が分からないけど、私はこの手の小説に抵抗はないから大丈夫よ。
じゃあ、今度から私たち夫婦の会話も録音しておこうか!
実家に帰らせていただきます。
(笑)
冗談はさておき、この小説は「AI」がキーポイントになっているんだよね。
「AI」って、あのロボットのやつ?
そうそう。
ただただ気持ち悪いだけの小説ではなく、「AI」を開発する過程の話はとてもリアリティを感じましたね。
へ~
そうなんだね。
興味無さそうだね、さたこは。
うん、私は興味ないね。
…。
というか、早くあらすじ教えてよ。
そうでしたね…
あらすじ
賢人は小さな頃、海岸で一人の少女と出会い恋に落ちる。彼女の名は、はるか。大人になり偶然再会した二人は結婚するが、幸せな生活は突如終わりを告げた。それから月日は経ち、賢人は人工知能の研究者として画期的なAIを発明。「HAL‐CA」と名付けられたそのAIは、世界を一新する可能性を秘めていた――。『ルビンの壺が割れた』で大反響を呼んだ著者による、更なる衝撃が待つ第二作。
版元ドットコムより
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784101017624
何となくストーリー展開が読めたわ。
犯人は間違いない、「はるか」です!
いやいや…
この小説に犯人とか出てこないのよ…
テキトーなこと言うのヤメテ。(笑)
でも、このあらすじを読むと、結構面白そうじゃない。
さっき話した「主人公の気持ち悪さ」に耐えれるのならば、普通に面白いと思うよ。
じゃあ、読んでみよっと。
あ、あとひとつだけ注意点があるのよ。
なになに?
この記事の冒頭でも書いたんだけど、「単行本」と「文庫」では結末が違うらしいんだよ。
「単行本」の結末を僕は知らないから、今まで話している内容は「文庫」のお話だと思ってね。
そうなんだ~
でもたまにあるよね、マルチエンディングパターン。
おすすめポイント
この小説『はるか』のおすすめポイントを教えてよ。
はーい♪
主人公と「はるか」の恋愛ストーリー。
序盤はさわやかな王道恋愛ストーリーなのだが、徐々に異変が。。
主人公の「はるか」に対する恋愛感情が行き過ぎてしまい、とにかく終始気持ち悪い。。
そんな異質な気持ち悪さとともに終盤を迎えるのだが、最後に衝撃の事実が…。
主人公の気持ち悪さに耐えれるのであれば、テンポが良く、小気味の良い恋愛ストーリーなので、小説初心者向けの作品です。
人を選ぶ小説って感じだね~
ネックになっているのは、主人公の気持ち悪さですね。
でもその気持ち悪さがなければ、この小説として物足りないんじゃないの?
おっしゃる通りですね。
まとめ
今回は小説『はるか』をご紹介させていただきました。
どうでしたか?
気持ちわ…
もうそれはいいわっ!(笑)
早く点数を教えてくださいよ。
承知しました。
発表します!
かなり尖ったグラフね。(笑)
「AI」の話でもあるのに、とっても分かりやすいんだよね。
それは結構すごいことよね。
普通「AI」とかの話だと、詳しくない人は読みにくくなるのに。
尖った作品ではあるけど、小説初心者向けですね。
結構、異質な作品ですわね。
とりあえず私は読んでみるから、貸してくださいな!
はい。
では、終わりにしましょうかね。
はい♪
おつかれさま!
おつかれ~♪
コメント