今回は小説『六人の嘘つきな大学生』について、ご紹介させていただきます。
あー、私が気になっていた小説だ。
よろしくお願いします。
書籍情報
タイトル:六人の嘘つきな大学生
著者:浅倉秋成
発行:KADOKAWA
ページ数:304頁
定価:1,600円+税
著者プロフィール
朝倉秋成(アサクラ アキナリ)
1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』など。
※この書籍刊行時の情報です
この小説はどんな人向け?
私、この小説気になってたんだよ。
早く教えて~
慌てない!
まずはどんな人に向けた小説なのか、ご紹介しますね。
そんなことより、内容を早く!!
…。
・読書初心者向け(万人向け)
・就活経験者(現役就活生は読まない方がいいかも?)
・ミステリー好き
・犯人を当てる自信がある方
こんな方たちには、自信をもっておすすめできる小説ですね。
なるほどね~
現役就活生が読まない方がいい理由は?
過去に就活したことある人は、小説内に描写されている面接官の気持ちを俯瞰で見れる。
んー、俯瞰?
第三者的な立場ってこと?
そうそう。
もう就活の当事者じゃないから「面接官が裏でこんな風に思ってたんだ~」って笑い話みたく考えれる。
あー、なるほど。
現役就活生には面接官の裏の顔が見えちゃうと、メンタル的にきついかもね…
その通りでございます。
そしてこの『六人の嘘つきな大学生』はミステリー小説としてとても素晴らしいと思う。
なにゆえに?
ミステリー小説初心者、上級者、両方ともに面白い作品だと思うよ。
ほぉ~
主要な登場人物が6人てことが本のタイトルから分かるのは、ミステリー小説初心者にとってありがたいと思うよ。
たしかに~
後から新キャラがたくさん沸いて出てくると混乱するし、そもそも登場人物が多すぎるミステリー小説は初心者にはしんどいと思う。
6人ていうのが多すぎず少なすぎず、ベストな塩梅ですね!
うんうん。
じゃあミステリー小説上級者に向いてる理由は?
犯人を当てるのが難しいから。
シンプルな理由ね。(笑)
伏線回収方法に少し後出し感、こじつけ感があったけど、僕はそんなに気にならなかったなぁ~
読了後、「良いミステリー小説に出会えたなぁ~」って感じることが出来たよ。
私も絶対読もっと!
そろそろ、あらすじ紹介にいきましょうか。
待ってました♪
あらすじ
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
版元ドットコムより
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784041098790
面白そう!
就活がミステリーの場になってるってのが、また斬新ね。
ミステリー会場の一等地は山小屋とか別荘だもんね。
名探偵コ〇ン感がすごい…
というかね…
ミステリー小説だから、これ以上あらすじは言えません。
そうだね、今回ばかりはすどこの提案に素直にのっかるわ。
おすすめポイント
では、この小説のおすすめポイントを教えてください。
重複してしまうかもしれないけど、こんなところですかね。
ミステリー小説が初めての方も、ミステリー小説マニアの方も楽しめる良質なストーリー。
就職面接というミステリー会場としては異質な空間で巻き起こる就活生たちの会話劇。
はたして犯人は誰なのか、そして犯人の目的は!?
ミステリー初心者の方はぜひ『六人の嘘つきな大学生』を1冊目にしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、すどこは犯人当てれたの?
キレイに外しました。
ぎゃははは(笑)
…。
まとめ
今回紹介させていただいたのはミステリー小説『六人の嘘つきな大学生』でした。
はい。
それではいつも通り、すどこ的点数発表をさせていただきます。
お願いします!
高・得・点♪
でも「新しい知識がついた」項目は低いわね…
ギクッ
この小説を読んで、何か新しい知識がついたかというと…
まぁでもこの作品は純粋に楽しむ小説ですから!
評価項目として「新しい知識がついた」が存在している意味!!
小説を読むとき、その項目は皆さん重要視してないと思うよ。
まぁそうですけどね…
あ、あと最後にもうひとつ言っておきたいことがあって。
なになに?
ミステリー小説全般に言えるのですが、読むのは電子書籍がおすすめです。
ほぉ
ミステリー小説って、クライマックスに向けて犯人が二転三転することあるじゃん?
あるわね~
紙の書籍だと、残りのページ数で本当の犯人は誰なのか察することが出来てしまうからです…
それはそうよね…
でもさ、それは電子書籍でも一緒じゃない?
ページ数表示されるし。
そうなんだけど…
紙の方は持った感覚で物理的に分かってしまいますから…
まぁでもどっちでもいいです!
(笑)
では今回はこれにて終了でございます。
は~い♪
今回はおまけとして主人公のエントリーシートを載せておきます。
へぇ~
面白そうね。
ではお疲れさまでした♪
お疲れさまでした♪
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